『佐々木さん、記録って何の役に立つんですか? (ごりゅごcast)』
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1ヶ月後の締め切りに向けて、バッチリ計画を立てたのに、全然予定通り進められない。計画を立てたときはやる気いっぱいだったのに、いざ実行しようとすると全然やる気が出ない。きっと多くの人がそんな経験をしているのではないでしょうか?
本書では、50冊以上の本を全て「締め切りに遅れることなく」書いた著者(佐々木正悟)に、締め切りに遅れない秘訣を徹底的に聞き出し、それをテキスト化しました。
なぜ記録などという面倒な行為が重要なのか、その面倒な記録をすることで一体どういうメリットがあるのか。本書をご覧いただければ、多くの方が感じるであろうその疑問に、一定の答えというものを見出していただけるのではないかと思います。
▼目次
Part 1 締め切りに遅れない技術
締め切りに遅れたことがない
優先順位をつけず、いちばん新しい仕事から手をつける
決めた文字数を書き終わるまでやる
ひとつの作業が終わったらそのことはもう考えない
30分以上かけても仕事量は変わらない
間に合う確信が得られるまでは早い時間帯に持ってくる
意思を使うのは「何かをしない」ため
Part 2 計画せずに記録する
計画は立てない方がいい
計画を立てず記録する
記録することで記憶の精度が高くなる
タスクを書くことも記録
計画せずにセミナーを開催する
Part 3 タスクシュートの思想とツール
記憶の定着を素早く正確にするタスクシュート
タスクシュートのツール
タスクシュートをメモ帳で代用できるか
記録することは切り替えを意識すること
無意識的な行動は自由じゃない
タスクシュートは専用ツールで生きる
Part 4 タスクシュートと計画しない仕事術
記録を見返すと記憶が再生される
セミナーで話すことを思いつくのはセミナー中であるべき
仕事の時間を記録するところから始める
90%の時間は「絶対にやること」の繰り返し
「絶対にやること」を忘れない意味
タスクシュートで締め切りを守れる理由
リストになくてもいいこと
マイナスを防げるというプラス
記録するはずのことがあらかじめ書いてある
選択肢を見ておいた方が仕事ができる
面倒くさいことに意味がある
▼はじめに
あなたの知らないApple Watch』という本を佐々木正悟さんといっしょに作った時、この人すげえ仕事速いよなあ、というのをしみじみと感じました。
佐々木さんはほぼ100%の仕事を家でこなす在宅ワーカーで、その環境だけならば「私と同じ」はずなんですが、とにかくいろんなことが速い。
打ち合わせしているときも異様に決断が速い。この人、何も考えず、何も聞かずに「いいと思います。やりましょう」って言ってるだけなんじゃないか。賛成意見をいただける時は、本当にそういうレベルで速い。
打ち合わせの最中に雑談や意見交換をしてる時にも、突然「無意識な行動というのは自由じゃないんです」みたいな名言もさらっと生み出したりして、佐々木さんって本当にいろんな部分が常人離れしてるなあ、と感じます。
ただこれ、どうも本人にはあまりそういう自覚がないみたいです。私から見ると、絶対常人とは違う感覚を持っていて、発言の8割くらい「人と違うめっちゃ面白い話」が出てきます。
この、佐々木さん本人が全然認識していないすごい部分を本人の中にだけにとどめておくのは本当にもったいない。
たぶん佐々木さんしかわかってない、でも本人はなんとも思っていない技はいっぱいあると思う。
今回「対談・インタビュー」という形式で佐々木さんに話を聞いたことで、そういう本人が無自覚な、でも他の人にも役立つ技、そして考え方をいっぱい集められたような気がします。
今現在の自分であれば、計画を立てて、意思の力で計画をこなそう、ということがいかに無謀であるのかはよくわかります。じゃあ、なぜそれがよくないのか。その理由を本書で言語化できたという自負はあります。
本書で強調されているのは「計画」よりも「記録」を重視するという方針です。
なぜ記録などという面倒な行為が重要なのか、その面倒な記録をすることで一体どういうメリットがあるのか。本書をご覧いただければ、多くの方が感じるであろうその疑問に、一定の答えというものを見出していただけるのではないかと思います。
本書はPodcast「ごりゅごcast」での対談を元に、大幅に内容を追加・編集したものです。